蓮ヶ峯農場の想い

蓮ヶ峯農場のはじまり

~あたりまえの暮らしと食べ物を子どもたちへ~

子どもを育てる場所をさがして、京都市内から上林に移り住んだ両親は、自分たちで家を建て、山から水を引き、薪で風呂を沸かす生活を選びました。自給自足ができるほどの田畑を耕しながら、獣道を進んだ山奥に小さな鶏小屋を建て、そこに100羽ほどの鶏を飼い始めました。それが蓮ヶ峯農場のはじまりです。

~自然に身を置けば宇宙の全てが私たちを良くしてくれるようにはたらいてくれます~

20代の頃に輸血で感染した肝炎の影響で、余命2年の宣告を受けた父。隣の病室で、いつも玄米を炊いて食べている患者さんに、自然療法の話を聞いたそうです。直感的にこれで治ると確信した父は病院を出て、断食道場で2週間の断食を行い、いのちを吹き返しました。それでも父は、肺が片方しかないこともあって無理のできない体でした。

だからこそ本能的に、自然が豊かで、家の横には小川の流れるこの場所を生活の場に選んだのでしょう。身体がこの場所を求め、必要としてそれがまた、子どもを育てる場所としても最適だと感じたのだと思います。

~親は子のために、今を生きる私たちは次の世代のために~

そんな想いの強い父を支え続けたのは母でした。慣れない生活の中で、私と兄の2人を育て、鶏を飼い、家事をして今でこそ改めて思いますが、母親というのは本当に偉大です。こうやって育ててくれたことには感謝しかありません。
そして父が他界した時には、すっと身を引いて、あんたの思うようにやりなさいと静かに見守り続けてくれる母に親の在り方を考えさせられました。

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