緑餌

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生の草を与える

一般的な配合飼料は、穀類や牧草を乾燥したものがほとんどです。
蓮ヶ峯農場は、生の牧草を与えることにこだわります。

鶏舎のある集落は高齢化が進み、耕作されない田畑が増えてきました。そこで機械の入りにくい農地をお借りして、自分たちで牧草を栽培しています。

主食は配合飼料 牧草はおやつ

鶏は牧草が大好きです。あんなに苦労してつくった配合飼料はそっちのけで、牧草をつつきます。
足で引っ掻いたり、くちばしでくわえて走り回ったり、奪い合ったり。
鶏たちの目が輝きます。生きものの目になります。生命力を感じます。

鎌をつかって手刈りをする

鶏たちの牧草を刈り取るときは、機械ではなく鎌をつかいます。

鶏たちのために汗を流す-はたらく-

現在の畜産は、一方的に家畜から恵みを受ける構造にあります。これは効率や安定性を重視して、安さを追求した結果です。結果的には抵抗する力をもたない家畜という小さないのちが、負担を背負うことになりました。私たちは立場の弱いものを踏みつけて生きていくことに戸惑いがあります。

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小さないのちがいつまでも守られる地球でありますように

私たちは当然、鶏を食べますし、たまごも食べます。鶏を飼うことで生計を立てています。鶏はものではありません。血の通った生きものです。しかし、本質を見失いお金だけを計算するようになると人は、生きものをものとして見て、ものとして扱うようになります。

だから私たちは、手で草を刈ります。
鶏のために汗を流し、はたらきます。
それは、生きていること、生かされていることへの精一杯の感謝の気持ち、思いやり。

地面に膝をついて草を刈る

目線が1m下がると世界が変わります。カエルやバッタが飛び出し、名前を知らない生きものがあふれています。

土はいのちを育みます。

植物を育て、そこに多くの生きものが暮らします。当たりまえのように循環がうまれ、終わりはありません。蓮ヶ峯農場が考える農畜産業の基本はここにあります。

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