密度のこと
「平飼い」よりも厳しいとされる「放し飼い」で定められた基準の、さらに半分ほどの密度でゆったりと飼育しています。
※国内での鳥インフルエンザの発生以降、屋外への放し飼いはしておりません。

床のこと
スノコ式ではなく、籾殻を敷いてその上で鶏たちを放しています。籾殻に付着している納豆菌をはじめ、飼料にも豊富に含まれる乳酸菌や酵母菌、麹菌が床の微生物性を良い状態に保ってくれます。乾燥し過ぎず、また湿りすぎない、ちょうど良い環境を保つためには現在の密度が最適だと考えています。

スノコ式にしないワケ
面積あたりの飼育羽数が多いと、床が乾かずに雑菌の繁殖や悪臭の原因になります。
その問題を解消するために、最近の平飼い鶏舎はほとんどがスノコ式です。鶏糞がスノコの隙間から落ちて、衛生的で管理しやすいというのがメリットのようですが、それは“平飼い”という飼い方の本来の目的から外れているのではないかと思います。
